初期状態のWindowsをddでバックアップ
大学から借りたPCにUbuntuをインストールすることになりました。(詳しくは次回投稿します)
しかし、PCにはWindowsがインストールされており、しかも初期設定をしていない状態でした。これでは回復ディスクを作成するのも面倒です。
ここで思いつく方法として
- SSDの換装
- ddでイメージの抽出
があります。
予算がなく、SSDの換装が難しかった為、ddで初期状態のWindowsのイメージを作成することにしました。
※参考にする際は自己責任でお願いします。ミスると全データ消えます。
はじめに
まず、ddを実行する環境を用意します。
今回はUbuntu20.04LTSをUSBメモリからライブブートしました。
UbuntuでWindowsのイメージを作る
イメージの作成をします。
まず、作成したイメージを保存する記憶媒体を接続します。
今回は外付けHDDを接続しました。
次に、lsblkで認識しているブロックデバイスの一覧を表示します。
こんな感じになります。
今回は
コピー元デバイス:nvme0n1
コピー先マウントポイント:/media/ubuntu/backup/
となります。
次に、cdコマンド等でコピー先マウントポイントへ移動します。
> cd /media/ubuntu/backup/
ここで、ddコマンドを使用します。
しかし、そのまま実行するとクソデカファイルが作成されるので、gzipを併用します。
> sudo dd if=/dev/nvme0n1 | gzip -c > ./backup.gz
コマンドの意味はそれぞれ
sudo:管理者権限で実行
dd if=/dev/nvme0n1 :ddで/dev/nvme0n1が参照元
gzip -c:圧縮(結果をファイルではなく標準出力へ出力する)
> ./backup.gz:ファイル./backup.gzに出力
実行画面はこんな感じ
しばらく待つと、
作成が完了します。
ファイルサイズは14GB程でした。
戻すときは逆の手順で行います。
> gzip -dc < backup.gz | dd of=/dev/nvme0n1
余談
今回、gzipを利用していますが、これがなかなか遅いです。。。
そこでpigzを利用するとマルチスレッド処理できるため速いらしいです。標準で入っていなかったため挑戦しませんでしたが、試してみても面白いかも。
なにかの参考になれば幸いです。
参考文献
ばいち
コメント