【AT-x510-28GTX】USBメモリでファームウェアアップデート (ついでにGUI)


 先日、勢いで買ってしまったアライドテレシスのAT-x510-28GTXUSBメモリでファームウェアアップデートしたので、備忘録として残しておきます。
TFTP鯖を建てるのが面倒くさい、IP設定する前にファームウェア入れ替えたい、ネットワーク構築する環境がないみたいな時に有効かと思います。


USBメモリの準備

USBメモリの準備は簡単で、公式サイトから落としたファームウェアのデータをメモリ内にコピーするだけです。フォーマットはFAT32で行っています。



本体フラッシュメモリの空き容量確保

awplus# show file systems
を実行すると、本体フラッシュメモリの空き容量を確認することができます。


おそらく、バックアップのイメージが存在する場合、空き容量が数MB程度しかなく、新しいイメージをコピーするスペースがありません。よって、バックアップイメージを削除します。

awplus(config)#no boot system backup
awplus#delete x510-x.x.x-x.x.rel
awplus#show file systems

コレにより、30MB程度確保できれば、新たなファームウェアをコピー出来ると思います。

ファームウェアのコピー

ファームウェアのファイルをUSBメモリからコピーします。

まずUSBメモリを差し込み、以下コマンドを実行します。
awplus#show file systems

こちらを確認すると、Prefixes usb: がUSBメモリに該当していることがわかります。
ここで、USBメモリが確認できない場合は、フォーマットを確認すると良いと思います。

次に、下記コマンドでファームウェアをコピーします。
awplus#copy usb:x510-5.5.1-2.1.rel flash:

コレにより、内蔵フラッシュメモリのルートにファームウェアのファイルがコピーされます。

最後に
awplus(config)#boot system backup [バックアップ用ファームウェア].rel
awplus(config)#boot system [メインのファームウェア].rel

を実行し、置き換え作業の完了です。

おまけ(GUIの紹介)

ついでにGUIも導入してみたので軽く紹介しておきます。


ダッシュボードはこんな感じで、思っていたよりもおしゃれでした。


ポートのステータスが視覚的に確認できるのは良いかもしれない。



スタティックルートやVLAN設定など、基本的なことはGUI上からできる印象です。
但し、GUI操作時はCPU使用率が30%近く上昇する傾向があるように見えました。
LAG,SNMP,SSHなどの設定は、CUIが必要になりそうです。





ばいち。

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