NTPサーバー「SEIKO TS-2550」導入してみた

 こんにちは、今回ヤフオクでTS-2550(TJ)というNTPサーバ(TimeServer)を購入しみたので軽くご紹介します。

そもそもNTPサーバとはなんぞや?という話ですが、サーバやPCなどに対して時刻情報を提供するサーバです。NTPサーバがGPSや電話回線、テレビ用の電波などを使い時刻を取得し、IPネットワーク経由で時刻を提供します。
今回はTJモデルですので、電話回線を用いて時刻を同期するものなのですが、今回はこの機能は利用せずに、時刻ソースとして上流のNTPサーバ(NICT, Apple, Googleなどが提供)を利用します。状況としては、NTPのプロキシですね。一般的なサーバでNTPサーバを構成するより、ハードウェアのタイマーが正確なため、時刻保持しやすいといったメリットはあるでしょうか。


外観&内部

まずは本体を見ていきます。


本体はこのような感じ。TS-2210はファンレスだったのですが、TS-2550はファンありです。そこそこうるさいので注意しましょう(私はファンレスと思い込んで購入しました)。
エアフローとしては、画像左側から吸い込み、右側から排出する構造になっています。
(サーバラックに設置すると左側ラックのホットアイルから吸い込み、右側のラックに吐き出す構造なのであまりよくないような……)



上蓋を開けるとこんな感じ。蓋は蓋上部のネジを外すと簡単にとれます(封印シールなどはありませんでした)。

電源投入するとこんな感じでLEDがピカピカしています。ファンの音も参考程度に。



うるさいと前述したFANですが、SANYO DENKIの5VのFANでした。
特殊なものではなさそうですので、交換は可能かもしれません。
(そこまで発熱しているようにも見えないのでファンレスも行けなくはないかもしれないです。ちなみにケーブルを外すとErrorStatusになりました。)



また、FANの手前には、PCIe x1と書かれている謎のD-Sub15ピンがあります。サービスポートでしょうか?見切れてしまっていますが、USBポートもありますので、ここからファームを流し込んだりもできそう?な気はします(試してないので想像です)



ディスプレイ側にはストレージと思われるものがついていました。Sata接続っぽいです。


設定

適当に設定を行っていきます。



まずは、本体のMODEボタンを連打し、SETTING MENU MODEにします。
PWを求められるので、↑ボタンを連打し、SETボタンを押します。

次に、IP AddrとWebAccessの設定を行います。これでWebブラウザからアクセス可能になります。Webアクセスの初期認証は[adm,adm]となっています。






ログインしたら、上位のNTPサーバやNW情報などを適当に設定していきます。
ネームサーバやRoute情報などはWebUI(もしくはCLI)から登録する必要があります。

設定後、しばらくすると本体前面のNTPランプが緑色になり、NTP情報が確認できるようになります。



最後に、サーバやPCからリクエストすると、時刻が取得できることが確認できました。


まとめ

自宅NTPサーバは良いぞ(GPSモジュールほしい)




ばいち

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