OCIの無料Instanceでyum(dnf)使うとOOMする対策

こんにちは、今回はOracleCloud(OCI)で利用できる無料Instance(Memory 1GB)で、yum install などのコマンドを叩くとフリーズしたり、OOMして使い物にならなかったため対策をしました。その備忘録です。

対策1 重すぎるRepoをDisableにする作戦

yum install 時に読み込むrepoに、「Oracle Linux $releasever OCI Included Packages」というものがあるのですが、このrepoがあまりにも大きいです。

そして、メモリ不足に陥る際にこのrepoを読み込もうとしていたので、Disable にします。

方法は、/etc/yum.repos.d/oci-included-ol9.repo (el9の場合)を開き、enabled=1をenabled=0に書き換えるだけです。

ただし、oci関連のツールが自動Updateされなくなる可能性はあります(僕はそもそもいらないのでさよならします。)。

yum install --enablerepo=ol9_oci_included hogehoge_pkg のようにすれば、DisableでもInstallできます。

ol9Instanceの場合、Swapが1GB程度しか無いため、Swap領域を増やします。

4GB程度に設定すると、上記RepoがEnableの状態でもyum install できました。

```

$ cat /proc/cmdline

BOOT_IMAGE=(hd0,gpt2)/vmlinuz-5.15.0-210.163.7.el9uek.x86_64 root=/dev/mapper/ocivolume-root ro crashkernel=1G-4G:192M,4G-64G:256M,64G-:512M ...

```

crash kernel要らなければ2G~とかにすればRAM節約になるかも。